3つの要素のバランスがとれていることが、ホテル・旅館の価値を決定づけます。
そうでないと利用者は心理的に混乱し、高い満足度が得られません。
ホテル・旅館の価値を考えていく上で大切なのは、「ハードウェア」「ソフトウェア」「ヒューマンウェア」のどれかひとつの要素が突出していることではなく、すべてのバランスが取れていることです。ところが、日本のホテル・旅館経営において、その重要性はまだほとんど理解されていないといっても過言ではないでしょう。
このため、たとえば不動産鑑定においては、ハードウェアに偏った評価を行い、本当の価値(実力)をつかめないということも。また、ホテル・旅館経営コンサルタント会社の多くは、得意分野を伸ばすアドバイスを行いますが、その結果、ますます全体バランスを欠くことにもなりかねません。
当社は、現場を熟知した経験豊富な不動産鑑定士、ホテル・旅館経営コンサルタントをスタッフに擁しています。
このバックボーンにより、ハードウェア、ソフトウェア、ヒューマンウェアのいずれにも偏ることなく、真の価値を捉えて鑑定評価することが可能。そして、これこそが、当社の最大の特徴なのです。
ホテル・旅館鑑定評価の3要素は、人間の3要素と照らし合わせて見ることもができます。すなわち「ハードウェア」は「体」、「ソフトウェア」は「脳」、「ヒューマンウェア」は「心」です。同時に、ホテル・旅館鑑定評価の3要素は、経営の3要素として見ることもできます。すなわち「ハードウェア」は「所有」、「ソフトウェア」は「経営」、「ヒューマンウェア」は「運営」です。
私たちは、ホテル・旅館という存在を、「ハードウェア―ソフトウェア―ヒューマンウェア」の融合体であり、「体-脳-心」で構成される社会的人格であり、「所有―経営―運営」のバランスにより、価値を変容させるものであると捉えています。
こうした考え方に基づき、当社では、鑑定においては「全人格的」な評価を行うことを旨としています。また、コンサルティングにおいては、確かな鑑定評価技術をベースに、「人格」に最適なブランディングや共感する客層の開拓などのご提案を行います。